★ひとりごとの記憶★

社労士試験勉強の息抜きタイム

励まされた一日

質より量をこなそう!

共働き世帯としては、家事も育児も妻との共同作業でやりくりしています。

当然、休日の夕飯準備も、長年やってきました。子供達が喜ぶ顔を想像して、料理本とにらめっこしながら、忠実に料理を再現してきました。味噌汁の作り方すら知らなかった当時は、調味料の分量もきっちり量って味付けしたものです。

子供というものは、手の込んだ料理よりも、シンプルな味付けの料理を好みます。そんな事すらわからずに、手間暇かけた手料理を作り、その想いを詰め込んだ夕飯のおかずを食べてくれなかった時の残念な気持ちを何度も味わいました。

今日は、両親を連れて、車で片道2時間かけて闘病中の妹に会いに行きました。
そして、妹の子供達の食事を作るため、近くのスーパーへ母と買い出しに行きました。
母は、煮物作りが得意なのですが、孫が喜ぶ料理に検討がつかない様子でした。

私は、カレーとか回鍋肉とか、ハンバーグとかすき焼きなど、子供が喜ぶ料理がとても良く想像できます。
その料理に必要な具材も直ぐに選ぶことも出来ます。
カレーライスを作れる大人を神様だと勘違いしていた少年が、今では神様に並んでしまいました。

身に付いた習慣は、普段は気付かなくても、毎日毎日の繰り返しで、苦手な事が上達しているものです。

辛くても続ける事です。

考える前に先ず行動。失敗を繰り返して改善していく。不完全な状態でもやってみる。質より量をこなして慣れていく。

妹は慣れる事のない病と闘っています。
繰り返す痛みとも闘っています。
妹の心は強いのです。

家族で励ましに行ったはずが、その姿勢に、こちらが勇気をもらって帰ってきました。